2010年、クリスマスを臨むアドベント(待降節)を迎えた頃だったでしょうか。野毛で開かれていた「エコおやじの会」の席で「再来年(2012年)の春は日米桜交流100周年の記念の年ですね。市民として何かお祝いをしたいと考えていますが」とお話すると、即座に「横浜日米協会に連絡を取り、一緒に進めるといいと思います、私も応援します」というジェンクスさんの一言から市民の会の活動が始まりました。
やがて、市川徹監督の「さくらさくら」や「TAKAMINE」など、桜に纏わる初期の日米親善の基を築いた人々(エリザ・シドモアや高峰譲吉など)を描いた映画に触発され、多くの力ある有志が集まりました。特に大内えりか、成澤郁子、寺井由紀子の三人の女史の推進力は凄まじく、100年前のシドモア女史の面影を彷彿させるものがありました。(少し褒めすぎ?)
横浜日米協会との二人三脚は大変楽しく、貴重な経験となりました。西田義博会長の下、岡本孝夫部長、中田邦彦・篠原里奈の強力なスタッフ体制で全面的にサポートしていただきました。横浜市は国際政策室が窓を開き、一方で市民活動を支えるべく黒子に徹してくださいました。横浜YMCAのワイズメンズクラブも物心両面に亘る支援を提供してもらいました。
シドモア桜の会の恩地薫さんには一から歴史を紐解いていただき、tvkの福島俊彦さんには会場提供はじめとして会議で方向を見失う時いつも軌道修正してもらい、アラメヤ音頭の会の渡辺孝男さんには無償で銘文碑を作ってもらいました。お陰様で永く後世に伝えられていくことでしょう。そのほか書ききれないほど多くの方々がここに手を添え、力を注いでくださいました。紙面を借りて心から御礼申し上げます。
何の実績も裏付けもない市民による活動が、報告にあるように100年の節目の植樹式を主催するなど、多くの成果を挙げることができたのは奇跡に近く、今も信じられない思いでおります。一年間、ジェンクスさんの掌の中、白井貴子さんの「幸せの架け橋」のメロディに満たされた幸福な時を、皆様と共に過ごせたことを感謝しております。今後も、桜を通じて日本の心を伝えていく機会があれば、また皆様とご一緒に活動できることを夢見て報告とします。最後にこの記録をまとめるにあたり、小山実さん、福島俊彦さんのご尽力とご協力に感謝いたします。
F生
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